
環境ニュースレター 2025年8月号
熱中症対策の法改正と、活動報告をお届けします
編集責任:若月|環境コンサル行政書士法人
🌞 暑い日が続いています温暖化の影響により、近年、北海道と言えど、7月〜9月にかけて30度を超える日が多くなってきました。
そのような状況になると、恐ろしいのが「熱中症」です。
熱中症は、めまいや吐き気などの症状を発した後、重篤な場合は死に至ることもある、非常に危険な症状です。
📜【特集】令和7年6月1日施行の法改正により、対策の強化が義務に
令和7年6月1日、労働安全衛生法(以下、「安衛法」)施行規則が改正・施行され、
事業者に対し、熱中症対策の強化が義務付けられました。
✅ 現場における対策強化のポイント
産業廃棄物処理業や建設業は屋外での作業が多く、季節によっては労働環境が過酷になります。
とくに夏季の熱中症については、大きなリスクがあると言えます。
熱中症による死亡事故の原因は、「初期症状の放置」や「対応の遅れ」がほとんどです。
そのため、今回の改正では以下の3点が義務化されました:
- 体制の整備
- 対応手順の作成
- 関係者への周知・教育
🏗 対象となる作業現場の基準
以下のいずれかに該当し、連続して1時間以上、または1日あたり4時間を超えて作業が見込まれる現場が対象です。
- WBGT(暑さ指数)28℃以上
- 気温31℃以上
※屋外作業に限らず、屋内であっても条件を満たす場合は対象となります。
💡 熱中症の基本的な対策
- こまめに休憩を取ること
- 身体を冷やすこと
- 水分・塩分をしっかり補給すること
最近では、ファン付き作業服や冷却グッズなどの熱中症対策用品も多く登場しています。
現場での活用を積極的に検討しましょう。
また、各メディアでは「熱中症警戒アラート」が発表されるようになっています。
翌日の作業工程を計画する際には、こうした情報も踏まえた柔軟な対応が求められます。
📘 用語解説:WBGT(暑さ指数)とは
WBGT(Wet Bulb Globe Temperature)とは、気温、湿度、風速、日射などを総合的に考慮して算出される「暑さ指数」で、
熱中症リスクの目安として広く使用されています。
🏢【活動内容】最近の出来事より
■ 松尾ジンギスカン 松尾社長の講演を聴いてきました
とある勉強会にて、松尾ジンギスカンの松尾社長の講演を聴いてきました。
地元を⼤切に経営方針を決めていることと、
「マツ、マツ、松尾のジンギスカン♪」のテレビコマーシャルをはじめとする徹底したブランディング戦略がとても勉強になりました。
大好きなパンダを見てきました。酷暑の中30分待った甲斐があった。 →

講演会後は、松尾ジンギスカンの店舗でおいしいジンギスカンを頂きました。
鍋でうどんを煮込む「空知方式」なる食べ方を初めて知り、印象に残る経験となりました。
皇居周辺を朝ラン。早朝にもかかわらず30度超え →

✍【編集後記】推し活と猛暑の東京体験
プライベートで東京に⾏ってきました。
仕事を忘れ、動物園や好きな漫画の原画展に⾏くなど「推し活」を楽しんできました。
天気に恵まれ、快晴だったものの、気温は36度。
あまりの暑さに命の危険を感じました。
皇居周辺を朝ラン。早朝にもかかわらず30度超え。
海外のインバウンドの勢いも増すばかりで、どこに⾏っても人、人、人。
やはり私には、北海道の方が性に合っているようです。
📣 パートナー企業からのお知らせ
裏面に案内を掲載させていただきました。
私が仲良くさせていただいているパートナー企業の産廃管理アプリのお知らせです。
10⽉に、各種助成⾦は賃上げを条件に含むものが多いですが、
10⽉の最低賃⾦改定に合わせて取り組めば、助成⾦を活⽤し、⾃⼰負担を限りなく少なくして導入することが可能です。
この機会に、ぜひご検討ください。

🏢 発行元
環境ニュースレター(不定期発行)
編集者:若月
環境コンサル行政書士法人
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